この気持ちを忘れない為に、僕はブログを書く。

人間は忘れてしまう生き物なので、忘れたくない感情をブログとして記録します。

HHKB Professional HYBRID Type-s JP配列(墨)を1ヶ月使ってみて(レビュー、キーマップ紹介)

HHKB Professional HYBRID Type-s JP配列(墨)を使い始めて1ヶ月経過しました。
良い点や悪い点もあったので、自宅と職場でHHKBを毎日フル活用なので、購入を悩まれている方の参考になれば幸いです。
ちなみに僕は、プログラマーでもなければブロガーでもありません。
仕事ではメールとExcelを多用する、フツーのサラリーマンです。

過去記事

HHKBを使用の途中経過として、いくつか記事を書いています。
よければ御覧ください。

yanaryu.hatenablog.com

yanaryu.hatenablog.com

yanaryu.hatenablog.com

レビュー

以下、HHKBのレビューです。
僕はHHKBの以前はリアルフォースを使用していましたので、リアルフォースからHHKBへの乗り換えを検討している方も参考となるかもしれません。(いるかな?)
↓使用していたキーボード

www.realforce.co.jp

HHKBのデバイスとしてレビューは、既に語り尽くされていると思いますがとにかく気持ちの良いキータッチ、これに終始します。
気持ちのいいキータッチの理由が静電容量無接点方式を採用しているキースイッチであることは間違い無いのですが、同じキースイッチを使っているリアルフォースよりもHHKBのほうが満足感を高く感じます。*1
まったく同じはずの商品ですが、実際に使い比べてみるとキーを押下した時の抵抗感(コスれ感)はHHKBのほうがほんの僅かに強く感じます。 (キー荷重の違いかもしれない)
この抵抗感がいわゆるスコスコといった表現にも現れる通り、打鍵していて楽しい・気持ちいいという感想に繋がるんだと思います。*2

そして、高揚感の理由はキーボードを操ってる感だと思います。

「俺…こんなに小型のキーボードなのに、フルサイズのキーボードよりも便利に快適に使いこなしてるぜ!」

この感覚だと思います。
自己満足の領域ですが、そんな視点でも製品を楽しめる人は購入するべきだと思います。
そして、自分だけのデバイスを操ってる感を演出する最大の機能が、キーマップの変更だと思います。

キーマップ

今世代のHHKBをレビューする上で、今までのHHKBと大きく異る点がキーマップの変更だと思います。
今までHHKBが欲しくても手が出せなかった理由がFnキー押下時のキー配置がしっくりこない事だったのですが、公式からにキーマップの配置を変更できるソフトウェアが配布されたことによってこの悩みを払拭することが出来ました。
ちなみに、僕はキーマップを下記のように設定しています。
出荷状態のキーマップは一度も使用していないのですが、試行錯誤してこの配置に落ち着いています。
通常時→Fnキー押下時の順番でスクショを貼ります。

通常時

通常時のキーマップ
通常時のキーマップ

フルキーボードではあまり活躍する機会のなかった「変換・無変換」キーをFnキーとして活躍させる、というコンセプトでキーマップしています。
なお、ホームポジションが崩れるため、最初から配置されているFnキーはほとんど使用していません。
それから、左下の「HHKB」キーと「◇(Win)」キーの入れ替えすることで、フルキーボードを使用していた時と同じ位置にWinキーの機能を配置しています。

Fn押下時

Fn押下時のキーマップ
Fn押下時のキーマップ
ホームポジションを崩さずに使用頻度の高いキーへアクセスできることをコンセプトに、キーマップしています。
主要なキーは右手側の担当範囲に集約させて、文章作成やExcel操作の短縮を図っています。
また、通常時ではFnキーを配置していたスペースキーの両隣に、Fnキー押下時は「Ctrl(R)」を配置することで、両親指を同時押しすることで「Ctrl+PgUp」などのキーもホームポジションを崩さずに押せるようになっています。*3

左手側はキーマップ配置の制約が多いので、設定は控えめです。*4
右手でマウスを操作しながら「コピー、ペースト、エンター、バックスペース」を多様する為、これらの操作を左手だけでも行えるように「Fn+A,S」にそれぞれ「BS,Ent」をキーマップしています。(コピペは「Ctrl+C,V」です)
中途半端な位置にテンキー配置のように数字キーを配置していますが、これはあまり使用していません。そのうち、他のキー配置にしようと思ってます。

キーボード自体への細工

キーボードの一番手前のキー(親指でしか押下しないキー)のキートップを上下反転して取り付けると、通常の状態と比較してより快適に感じました。ごめんねシリンドリカルステップスカルプチャ

親指でしか操作しないキーは、キートップを上下反転してます。
親指でしか操作しないキーは、キートップを上下反転してます。
弱点はキートップの印字が上下逆になるのでダサいことです。

良かった点

  • 手の位置を大きく動かさずにほぼすべてのキーにアクセスできる。
  • キー荷重45gが快適だった。心地よい打鍵感。
  • 持ち運びができるサイズ・重量なので、会社でも自宅でも同じキーボードが使用できる。テレワークが終わっても、会社に持って行けますよ。
  • Bluetoothで4端末とのペアリング+USB(Type-C)の接続が可能な為、複数の端末を使用していても同じキーボードが使用できる。
  • Bluetoothの端末切替が瞬時に行える。(キーボードがBluetooth Ver.4に対応した恩恵かも)

悪かった点

  • Fnキーを使用した操作に体が慣れてしまう為、通常のキーボードを使用すると操作に迷いが生じる。
  • メーカーで設定されているFnキー併用のショートカットが邪魔
  • その為、Ctrl+ファンクションキーを多用する場合はキーマップに注意が必要。
  • キーマップを変更したらキートップに印字されてる文字が不要になる為、刻印無しのキートップが欲しくなる日本語配列の無刻印キートップはラインナップ無し…)*5

おわりに

レビューというか、キーマップ紹介がほとんどですね。
今世代のHHKBはキーマップこそ沼だと思っているのですが、それならいっそのこと自由にキーマップができる自作キーボードでもいいのかもしれませんね。おっと次の沼か…
とはいえ、メカニカルキーボードの静音性や耐久性等、調べなければいけないことも多々あるので手を出すのはもっと先だと思いますけどね…。*6

*1:同じキースイッチというか、HHKBで使用しているキースイッチは東プレのOEMなのでほぼ同一商品ですね

*2:HHKBのレビュー記事でよく見るオノマトペ。ASMRの題材にされるほど人々の快感をくすぐる

*3:Ctrl(R)にしている理由は、キーボードに固定で登録されている「Fn+Ctrl+○」といったショートカットと干渉しないようにする為です。

*4:Bluetooth接続に関連したショートカット「Fn+Q,X」に該当する箇所には、ユーザーで任意のキー配置ができません。

*5:US配列版はラインナップ及びオプション品として、無刻印キートップのモデルがあります

*6:MX Cherry青軸のメカニカルキーボードを所有していますが、5年程の使用で一部のキーが認識不良やチャタリングを起こし始めた